小学生の教科別学習方法

国語について

保護者の方へ  最初にお願いしたいこと

1.姿勢を正して勉強することを心がけて下さい

2.正しく鉛筆を持つことを習慣付けて下さい

3.鉛筆と消しゴム、定規・コンパスは高品質なものを用意して下さい

4.出来たところを徹底的にほめてあげて下さい

5.ゆっくり丁寧に行うことを常に伝えてあげてください

※佐藤進学塾では、上記五点に気を付けて、お子様が頑張るように指導しています。

小学1・2年生

三歳~五歳あたりから、お母様による読み聞かせを、毎日、しっかりと行ってほしいと思います。子どもが大好きな本は何十回でも、何百回でも、読んであげてほしいと思います。お母さまが、「えー、また、この本」と思っても気が済むまで読んであげてください。この繰り返しが子供の脳の発達に大変良い影響をもたらすのです。

図書館や本屋さんで楽しい本や夢のある本、面白い紙芝居を借りたり買ったりして、毎日、毎日、本をたくさん読んであげてください。図書館へ行くことで、静かな環境の中で落ち着いた行動を身に付けることができます。本屋さんでは活字の面白さや素晴らしさに気がつきます。時には、お父さんが迫力ある声で「ガオー、ガオー」などと読んであげるのも良いでしょう。家族みんなが静かな空間で本の楽しさを幼少期に知った子は、勉強を楽しんで行うようになります。なぜなら、活字に抵抗感がないからです。

私たちは授業指導の時、どの学年でも必ず音読を一緒に行います。その時、スラスラ読むことができる子は、必ずお母様が多くの本を読み聞かせされています。翻って、すぐに詰まってしまう子や読むことを嫌がる子は、お母様があまり読み聞かせを行っていません。残念ながら、その差を縮めることは塾でできても、埋めることは絶対に出来ません。ぜひ、早い時期から読み聞かせを一冊でも多く、一回でも多く行ってください。これだけで、勉強に真正面から立ち向かう強いお子様になることは間違いありません。

こういう話をすると、お母様の中には「今は時代が違うから、スマホやビデオ、DVD、あるいは、幼児教室に良いカリキュラムがある」と、張り切って言われる方がおられます。残念ですが、その様なことを積極的に取り入れたお子様で抜群に出来る子は見た事がありません。時代もへったくれもありません。子どもを出来るようにしたいのであれば、家族で楽しんで本を読めばよいのです。

お母さまの読み聞かせをしっかりと聞いて育った、表情豊かで想像力のある、人の気持ちを思いやることのできるお子様を、喜んで指導させていただきたいと思っています。私たちと一緒に、楽しんで勉強を進めていくことができることは間違いないでしょう。将来が楽しみです。

小学3年生

「漢字・語句」については、毎日10分ずつ教科書の漢字を漢字ノートにゆっくりとていねいに書いていく習慣をつけることが大切です。鉛筆は6Bの硬筆用の鉛筆を用意します。お子様により、書くスピードは異なりますので、10分間集中して書くようにお母さまが横で見ておいてあげてください。丁寧に書くことができた時は、しっかりとほめてあげてください。雑な字や集中できていない時は、ていねいに書くこと、一生懸命集中することができるようやさしく言葉かけをしましょう。

「説明文」は個人差はあるものの全体的には男の子は得意で女の子は少し苦手な傾向があります。得意な子は自分でどんどん音読させるとよいと思います。苦手な子はお母さまが最初のうちは一緒に音読してあげましょう。説明文とはある事柄についてわかりやすく説明しながら、筆者の考え方や意見を述べた文章のことです。はじめに音読した時、題名であったり、文章中に良く出てくる言葉に注目して、説明文の内容を正しくとらえる必要があります。説明文では、大切なことを表にまとめると内容がよくわかることがあります。表のまとめ方は『自由自在小3・小4』参考書などを調べながら学習するとよいでしょう。参考書をお子様だけで使うことは難しいので、必ずお母様が使い方を教えてあげてください。

「物語」は読書が好きな子は得意で、読書に興味のない子は不得意な傾向があります。やはり得意な子は自分でどんどん音読させるとよいでしょう。不得意な子はお母さまが主人公の気持ちを込めながら一緒に音読する必要があります。たとえば、冒険の話であれば、冒険に行こうとする登場人物の考え方や様子をしっかりと読みとる必要があります。主人公をはじめ登場人物の気持ちを深く読みとることが大切です。また、戦争の話であれば、その時代の人たちの気持ちを想像してみます。自分であればどんな気持ちになるか、どんな行動をとるか、主人公の心と自分の心を重ね合わせて考えることが大切になります。

「言葉の決まり」は主語と述語を的確に捉えられるようにしておくことが大切です。主語は基本的に「は」、「が」、「も」が付くことに着目して考えるとよいでしょう。主語、述語が正確にわかるようになれば、修飾語についても理解できるようにしておきましょう。辞書を引く時、大切になるので、言い切りの形に言葉を直すことができるようにしておきましょう。

「作文」はどれだけたくさんの本を読んでいるか、どれだけたくさんの文を書いたか、どれだけたくさんの保護者さまの言葉を聞いたかで上手下手が決まります。作文を書く時は、「いつ」日時、「どこで」場所、「だれが」人物、「なにを」「どうした」出来事、の順に組み立てます。作文を書き終わったら、読み返して推敲することが大切です。漢字、仮名遣い、送り仮名、句読点に注意することはもちろん、主語、述語の関係があっているか、文の終わりが「です」か「だ」の形にそろっているか確認することが大切です。原稿用紙の使い方は参考書に詳しく書いてあります。

小学校三年生の国語くらいは自分でできるであろうと、ほとんどの保護者様は思われています。しかし、実際には、お子様ひとりではなかなかできない単元がたくさんあります。この学年で読解力をつけている子と、つけていない子で、中学生になってから国語力に大きな差が出ることはことは、あまり知られていません。上記の単元に十分注意しつつ、低学年同様、保護者様が必ず横について、毎日楽しく勉強することが大切であることは言うまでもありません。毎日、30分から40分継続して学習して下さい。国語が出来る子になります。

上記のことに留意して、佐藤進学塾では小学3年生のお子様に丁寧に指導を行っています。小学3年生は、生徒数8名限定クラスですから、一人ひとりに目が行き届きます。本文はもちろん、問題文の音読の仕方、説明文の段落構成と重要事項の表へのまとめ、物語の主人公と登場人物の心情についての考え方を一人ひとりに教えています。

小学4年生

「漢字・語句」については、毎日15分ずつ教科書の漢字を漢字ノートにゆっくりとていねいに書いていく習慣をつけることが大切です。鉛筆は6Bの硬筆用の鉛筆を用意します。筆圧が強い子は3Bか4Bにします。お子様により書くスピードは異なりますので、15分間集中して書くようにお母さまが横で見ておいてあげてください。丁寧に書くことができた時は、しっかりとほめてあげてください。雑な時や集中できていない時は、ていねいに書くこと、一生懸命集中することができるようにやさしく言葉かけをしましょう。

「説明文」は個人差はあるものの全体的には男の子は得意で女の子は少し苦手な傾向があります。得意な子は自分でどんどん音読させるとよいと思います。苦手な子はお母さまが最初のうちは一緒に音読してあげましょう。説明文とはさまざまな事実や事柄についてわかりやすく筋道立てて説明しながら、筆者の考え方や意見を述べた文章のことです。はじめに音読した時、題名であったり、文章中によく出てくる言葉に注目して、説明文の話題と内容を正しくとらえる必要があります。指示語の指し示す内容を正しくとらえるようにすると文章の意味がよくわかります。また、説明文では、大切なことを表にまとめると内容がよくわかることがあります。表のまとめ方は、『自由自在小3・小4』参考書などを調べて学習するとよいでしょう。参考書をお子様だけで使うことは難しいので、必ずお母様が使い方を教えてあげてください。

「物語」は読書が好きな子は得意で、読書に興味のない子は不得意な傾向があります。やはり得意な子は自分でどんどん音読させるとよいでしょう。不得意な子はお母さまが主人公の気持ちを込めながら一緒に音読する必要があります。たとえば、冒険の話であれば、冒険に行こうとする登場人物の考え方や様子をしっかりと読みとる必要があります。主人公をはじめ登場人物の気持ちを深く読みとることが大切です。また、戦争の話であれば、その時代の人たちの気持ちを想像してみます。自分であればどんな気持ちになるか、どんな行動をとるか、主人公の心と自分の心を重ね合わせて考えることが大切になります。

「言葉の決まり」は主語と述語を的確に捉えられるようにしておくことが大切です。主語は基本的に「は」、「が」、「も」が付くことに着目して考えるとよいでしょう。主語、述語が正確にわかるようになれば、修飾語についても理解できるようにしておきましょう。辞書を引く時、大切になるので、言い切りの形に言葉を直すことができるようにしておきましょう。

「作文」はどれだけたくさんの本を読んでいるか、どれだけたくさんの文を書いたか、どれだけたくさんの保護者さまの言葉を聞いたかで上手下手が決まります。作文を書く時は「いつ」日時、「どこで」場所、「だれが」人物、「なにを」「どうした」出来事の順に組み立てます。作文を書き終わったら、読み返して推敲することが大切です。漢字、仮名遣い、送り仮名、句読点に注意することはもちろん、主語、述語の関係があっているか、文の終わりが、「です」か「だ」の形にそろっているか確認することが大切です。原稿用紙の使い方は参考書に詳しく書いてあります。

小学校四年生の国語くらいは簡単であろうと、多くの保護者さまは考えられています。しかし、実際には、お子様ひとりではなかなか理解できない単元がたくさんあります。この学年で、読解力をつけている子とつけていない子、語彙力をつけている子とつけていない子で、中学生になってから国語力に大きな差が出ることは事実です。上記の単元に十分注意しつつ、低学年同様、保護者さまが必ず横について、毎日、楽しく勉強することが大切であることは言うまでもありません。毎日、30分から40分継続して学習して下さい。そして、この時期に辞書を引く習慣をつけて下さい。国語が抜群に出来る子になります。

上記のことに留意して、佐藤進学塾では小学4年生のお子様に丁寧に指導を行っています。小学4年生は、生徒数8名限定クラスですから、一人ひとりに目が行き届きます。本文はもちろん、問題文の音読の仕方、説明文の段落構成と重要事項の表へのまとめ、物語の主人公と登場人物の心情についての考え方を一人ひとりに教えています。

小学5年生

「漢字・語句」については、毎日15分ずつ教科書の漢字を漢字ノートにゆっくりとていねいに書いていく習慣をつけることが大切です。鉛筆は6Bの硬筆用の鉛筆を用意します。筆圧が強い子は2Bか3Bにします。お子様により書くスピードは異なりますので、15分間集中して書くようにお母さまが見ておいてあげてください。丁寧に書くことができた時はしっかりとほめてあげてください。雑な時や集中できていない時は、ていねいに書くこと、一生懸命集中することができるようにやさしく言葉かけをしましょう。

「説明文・論説文」は、個人差はあるものの全体的には男の子は得意で女の子は少し苦手な傾向があります。得意な子は自分でどんどん音読させるとよいと思います。苦手な子はお母さまが最初のうちは一緒に音読してあげましょう。説明文とはさまざまな事実や事柄についてわかりやすく筋道立てて説明しながら、筆者の考え方や意見を述べた文章のことです。文章中に頻出の語句や内容から、説明文の話題と内容を正しくとらえる必要があります。指示後の指し示す内容を正しくとらえるようにすると文章の意味がよくわかります。事実と意見を文末に注意して明確に区分することが大切です。また、具体例に注目して文章を読みこむと、何について書かれているのかが明確に理解することができます。段落構成や要旨の捉え方は『自由自在高学年用』参考書などを調べて学習するとよいでしょう。参考書は慣れるまでは、お母様と一緒に調べるとよいでしょう。

「物語・小説」は読書が好きな子は得意で、読書に興味のない子は不得意な傾向があります。やはり得意な子は自分でどんどん音読させるとよいでしょう。不得意な子はお母さまが主人公の気持ちを込めながら一緒に音読する必要があります。物語は登場人物、時代と場所、事件の三要素に注意して読み進めることが大切です。同時にあらすじをとらえていくと内容が明確にわかります。登場人物、特に主人公の気持ちが変化しているところ、行動が大きく変わるところを掴む事で大切なことを確実に掴む事が出来ます。登場人物の心情や言動は主題と重なる部分が多いので、特に注意して読みます。高学年では、主人公の心情を自分の心とは重ねることなく客観的に捉えていく必要があります。

「言葉の決まり」は、主語と述語については3・4年で理解できているので、文節の働きを理解し、組み合わせて考えます。また、言葉の種類を把握します。ものの名前、事柄の名前を表す言葉を「名詞」ということ。ものの動作や存在を表す言葉を「動詞」ということ。物事の様子、性質をあらわす言葉を「形容詞」ということ。の三種類をきちんと理解しておく必要があります。敬語についても理解しておきましょう。尊敬語、謙譲語、丁寧語の区別がつくようにしておきます。

「作文」はどれだけたくさんの本を読んでいるか、どれだけたくさんの文を書いたか、どれだけたくさんの保護者さまの言葉を聞いたかで上手下手が決まります。作文を書く時は、「いつ」日時、「どこで」場所、「だれが」人物、「なにを」「どうした」出来事の順に組み立てます。作文を書き終わったら、読み返して推敲することが大切です。漢字、仮名遣い、送り仮名、句読点に注意することはもちろん、主語、述語の関係があっているか、文末が「です」か「だ」の形にそろっているか確認することが大切です。五年生では、根拠をおさえた作文の構成にします。主張だけでなくその根拠を明確に書き表し、それを基に具体例を交えてまとめます。資料を提示されたあとに書く時は、事実と意見を読み手がわかるよう文末に気を付けて書く必要があります。原稿用紙の使い方は参考書に詳しく書いてあります。

小学校五年生の国語は難しい、大変であると保護者さまは皆考えられています。説明文も物語も高い読解力が必要となりますし、作文も主観ではなく客観的に書く必要があります。少なくともこの時期には、指導力のある優れた先生のいる塾で、正しい国語の勉強を習うほうが後々上手くいきます。お母さまがしっかりと見ることができる場合は、親子で問題集を行うとよいでしょう。いずれにせよ、この学年での読解力、語彙力の差は、中学生になってから歴然とした国語力の差となり表れます。上記の単元に十分注意しつつ、保護者さまのもとで、毎日楽しく勉強することが大切であることは言うまでもありません。毎日、50分~60分継続して学習して下さい。国語が出来る子になります。

上記のことに留意して、佐藤進学塾では小学5年生のお子様に丁寧に指導を行っています。小学5年生は定員12名ですから、適度な競争が生まれ、活気があります。本文はもちろん、問題文の音読の仕方、説明文の段落構成と重要事項の表へのまとめ、物語の主人公と登場人物の心情についての考え方を一人ひとりに教えています。

小学6年生

「漢字・語句」については、毎日15分~20分ずつ教科書の漢字を漢字ノートにゆっくりとていねいに書いていく習慣を必ずつける必要があります。この時点で、漢字を書く習慣を身に着けた子だけが中学校においても漢字で得点出来るからです。鉛筆は2Bの三菱鉛筆を用意します。絶対にシャーペンを使ってはいけません。鉛筆の有機物の感覚と、手から木、脳へと伝達していくことで確実に覚えることができるからです。最低、15分間は集中して書くよう、お母さまが見ておいてあげてください。丁寧に書くことができた時はほめてあげてください。集中できていない時は、ていねいに書くこと、一生懸命集中することができるように言葉かけをしましょう。

六年生では、生徒さん自ら、素早く辞書を引いて意味を調べることができるようにしておく必要があります。分からない時や語句が載っていない時は、お母さまが広辞苑や日本語大辞典を調べてあげて一緒に意味を考えましょう。この時期に辞書を引く習慣が身に付いている子は、語彙力の面において、今後、困ることはありません。小6までに、必ず辞書を引く習慣を身に着けさせましょう。

佐藤進学塾においても小6迄に辞書を引く習慣をつけた子は、中学・高校と国語の学力が伸び続け、99%の確率で自分の進みたい国立大学へ進学しています。但し、電子辞書は駄目です。デジタルでは本質的な力は付きません。辞書と言えば紙の辞書です。神の辞書かもしれません。

「説明・論説文」は個人差はあるものの全体的には男の子は得意で女の子は少し苦手な傾向があります。得意な子は自分でどんどん音読させるとよいと思います。苦手な子はお母さまが最初のうちは一緒に音読してあげましょう。説明文とは、さまざまな事実や事柄についてわかりやすく筋道立てて説明しながら、筆者の考え方や意見を述べた文章のことです。話題をとらえること、事実と意見を区別して捉えること、具体例をとらえる事の三点が重要です。また、段落構成には注意する必要があります。話題が共通しているか、連続しているかをじっくりと考えます。段落間の関係は接続語、指示語から判断します。結論は文章の始めか終わりに多いことを理解しておきます。そこから要旨をまとめることができるようにします。段落構成や要旨の捉え方は、『自由自在高学年用』参考書などを調べて学習するとよいでしょう。参考書は、小6までに使いこなせるようにしておくと有利です。中学校でも当たり前に参考書を調べて学習する子になります。勿論、成績優秀です。

「物語・小説」は読書が好きな子は得意で、読書に興味のない子は不得意な傾向があります。やはり得意な子は自分でどんどん音読させるとよいでしょう。不得意な子はお母さまが主人公の気持ちを込めながら一緒に音読する必要があります。物語は、日時、場所、人物、出来事に着目した際の大きなまとまりを「場面」といいます。場面の中で、主人公や登場人物の心の様子を的確にとらえて、気持ちの変化とともにあらすじを確実に読み取ることが大切です。また、出来事と登場人物との心の移り変わりの関連性を読み取り、言動や態度から心情を確実に捉えることも大切です。そして、とらえた心情から主題を把握することで、物語の読解は出来た、といえます。

「言葉の決まり」は主語と述語は4・5年でとらえることができているので、文節の働きを理解して、組み合わせて考えます。また、言葉の種類を把握します。「名詞」は普通名詞、固有名詞、数詞、代名詞の四つに分類されます。「動詞」は言い切りの形がウ段の音で終わることを理解します。「形容詞」は言い切りの形が「イ」で終わることを理解します。「形容動詞」は物事の性質や状態を表す言葉で、言い切りの形が「だ」で終わることを理解します。「助詞」「助動詞」についても参考書を利用して、出来る限り理解しておきましょう。敬語についても理解する必要があります。尊敬語、謙譲語、丁寧語の区別が明確につくようにしておきます。ちなみに京都では、犬にも敬語を使います。「うちのワンちゃん、ご飯食べてはる」。敬語は本当に難しいですね。

「作文」はどれだけたくさんの本を読んでいるか、どれだけたくさんの文を書いたか、どれだけたくさんの保護者さまの言葉を聞いたかで上手下手が決まります。作文を書く時は「いつ」日時、「どこで」場所、「だれが」人物、「なにを」「どうした」出来事の順に組み立てます。作文を書き終わったら読み返して推敲することが大切です。漢字、仮名遣い、送り仮名、句読点に注意することはもちろん、主語、述語の関係があっているか、文の終わりが「です」か「だ」の形にそろっているか確認することが大切です。6年生では主張と根拠を考えてから、根拠をおさえた作文の構成にします。主張だけでなくその根拠を明確に書き表し、それを基に具体例を交えてまとめます。資料を提示されたあとに書く時は、事実と意見を読み手がわかるように文末に気を付けて書く必要があります。原稿用紙の使い方は参考書に詳しく書いてあります。作文がうまくなるには、上手な人の作文をたくさん読む事です。また、新聞のコラム欄の書き写しを毎日行うことで、作文の苦手な子が驚くような名文を書くことができるようになった例も多々あります。

「古典」は中学生になった時、敬遠しがちな単元です。是非、小学生の間に基本を押さえておきましょう。中学生で優位に立つことができます。原文と現代語訳を照らし合わせて、何回も何回も読みましょう。古文には古来日本人が大切にしてきた美しい独特のリズムがあります。現代とは意味が異なる古語に注意して学習をすすめます。参考書を調べながら行うとよくわかります。兼好法師に興味がわいたならば、京都へ行きましょう。まずは、吉田神社です。吉田兼好の吉田神社です。京都大学の前にあるので、京大目指して勉強するようになるかもしれませんよ。

小学校六年生の国語は難しい、大変であると保護者さまは皆当然のように考えられています。説明文も物語も高い読解力が必要となります。作文も主観ではなく客観的に書く必要があります。少なくともこの時期には、指導力の高い先生のいる塾で正しい国語の勉強方法を習うことで後々上手くいきます。お母さまがしっかりとみることができる場合は、親子で問題集を行うとよいでしょう。いずれにせよ、この学年での読解力、語彙力の差は、中学生になってから歴然とした国語力の差となり表れます。上記の単元に十分注意しつつ、保護者さまのもとで、毎日、楽しく勉強することが大切であることは言うまでもありません。毎日、50分から60分継続して学習して下さい。国語が出来る子になります。

しかし、塾で習う時には気を付けることがあります。佐藤進学塾では、国語の本文を一回目に読むときには一切線を引きません。接続語や傍線部の前後に線をやたらと引かせる指導者がいますが、偏差値65を超える子は本文に線を絶対にひきません。線を引くと、そこに意識が集中して、違うところに答えがあっても気が付くことはありません。難しい文章は、行間や与えられた本文の前後の内容も類推して考える必要があります。線を引いて解くのは百害あって一利なし。気を付けてほしいと思います。但し、答えが見つかった時には印をしたり、囲んだり、線を引いて、それが正しい答えであることを確認します。線を引くのは、正しい答えが見つかってからである事を肝に銘じてください。

上記のことに留意して、佐藤進学塾では小学6年生のお子様に丁寧に指導を行っています。小学6年生は定員12名ですから、適度な競争が生まれ、活気があります。本文はもちろん問題文の音読の仕方、説明文の段落構成と重要事項の表へのまとめ、物語の主人公と登場人物の心情についての考え方を一人ひとりに教えています。大切なお子様は、ぜひ、本当に良い指導者のもとで正しい国語の勉強方法を身に付けてください。

 

おまけ

塾長が子供時代、広島市内の進学塾に通っている時、国語の授業の中で心に残っている先生と生徒の会話があります。こんな小学生が「出来るんだなあ」、と思った覚えがあります。

先生「『朝飯前だ』という言葉を使って、短文を作りなさい」。

生徒「『朝飯前だ』という言葉を使って短文を作ることくらい、朝飯前だ」。

先生「うーん、上手い」。

他の生徒「うおーっ、すごい」。

 

その短文を作った生徒はよく質問する子でした。

先生「接頭語についての説明は以上です。何か、質問はありますか」。

生徒「『ぶち』や『ぶちくそ』も接頭語になるのですか」。

先生「それは広島弁だから、何とも言えないけど、接頭語にあたりますね」。

他の生徒「おーっ」。

※広島の子どもは「ぶち、えらぁ」などと昔、言ってました。意味は、「とてもしんどい」ということです。ちなみに『ぶちくそ』は、「とても」を更に強調する時に使っていました。

 

言葉って本当に難しいですね。そして、本当に面白いですね。ユーモアのある子は、本当に勉強ができますね。

ではまた、「次回の更新をお楽しみに。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」。 by  ○○○治

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